この記事は案件ではなく、筆者が実際に大学病院を受診した体験をもとに書いています。
個人の体験談であり、受診や治療の判断は必ず医師にご相談ください。
「中の人」だった私が、患者として大学病院へ
私は大学病院の医事課で15年働いています。
「大学病院は待つ」——それは中の人として、嫌というほど知っているつもりでした。
でも今回、数年ぶりに自分が患者として大学病院を受診することになりました。
ちなみに、診療科は眼科です。
働いていた側の私が、待つ側になったら何を感じるのか。
せっかくなので、当日の時刻を全部メモしてきました。
これから大学病院を受診する方の参考になれば嬉しいです。
当日のリアル時系列【朝7:35〜11:45】
初診予約は8時30分。結果はこうなりました。
| 時刻 | できごと |
|---|---|
| 7:35 | 病院到着(数年ぶりの受診なので、念のため申込書を記入して待機) |
| 8:35 | 初再診受付窓口で受付 |
| 8:47 | 眼科の受付 |
| 9:07 | 視力・眼圧検査が終了 |
| 9:20 | 診察に呼ばれる。瞳孔を開く目薬をさして検査(〜9:50) |
| 10:20 | 医師の診察と手術の説明が終了 |
| 11:30 | 術前検査(採血・心電図・レントゲン)が終了 |
| 11:45 | 会計終了 |
到着から会計まで:4時間10分(受付からだと3時間10分)
初診で、検査も説明もフルコースだったことを考えると、
「思ったより流れていた」というのが正直な感想です。
ただし、一番待たされたのは心電図とレントゲンでした。
診察より検査の待ちのほうが長い——これは患者になって初めて体感しました。
先生に聞いた、たったひとつの質問
診察では、手術のていねいな説明を受けました。
最後に、私はどうしても聞きたかった質問をぶつけました。
「先生だったら、手術しますか?」
先生は迷わず、こう答えてくれました。
「しますよ!親でも勧めます!手術する条件が十分に揃っているからね」
数字やデータの説明より、この一言で、心が決まりました。
患者になってみて、「説明の内容」と同じくらい「先生の言葉」が大事なんだと実感しました。
待合室で見えた「中の人」のすごさ
待合室は再診の患者さんが多い印象で、椅子はほぼ埋まっていました。
そんな中で、目を奪われたのは、外来クラークさんと看護師さんたちの連携です。
この膨大な数の患者さんを、先生たちの「10もの診察室」に、次々と的確に振り分けていく。
中で働いていた頃は当たり前に見ていた光景ですが、
外から見ると「これはすごい仕事だ」と素直に思いました。
大学病院の待ち時間は、サボりや非効率で生まれているのではなく、
この規模の患者さんを安全に回すための順番待ちなんです。
会計は意外と待たない。自動支払い機と「後払いシステム」
「会計は長く待つ」というイメージがありましたが、
今回は自動支払い機を使ったこともあり、待ち時間はほとんど感じませんでした。
さらに、次回の再診からは「Sma-pa(スマパ)」という後払いシステム」が使えるとのこと。
会計に並ばずそのまま帰れて、後から支払いができる仕組みです。
次回はこちらを試してみる予定です。
また、院内では無料Wi-Fi(外来専用)も使えました。
長い待ち時間でも通信量を気にせずスマホが使えるのは、地味にありがたいポイントです。
持って行ってよかった物・失敗した物
よかった物
- 単行本:待ち時間の強い味方。スマホだと電池が心配なので本は安心
- A4サイズが入るバッグ:入院関係の書類は分厚いA4の束。
折らずに収まるバッグで正解でした
失敗・教訓
- 診察券を忘れた:昔のものなので見つからず…。再発行してもらえましたが、探す&手続きの手間が増えました。受診が数年ぶりの方は前日に確認を!
- 入院説明を聞き忘れた:会計後、知り合いに挨拶していたら、うっかりそのまま帰宅…。
案内された手続きはその場で済ませてから帰りましょう(自戒) - サングラスがあれば良かった:眼科では瞳孔を開く目薬を使うことがあり、終わった後は外がとてもまぶしい! 眼科受診の日はサングラス持参がおすすめです
これから大学病院を受診する方へ【チェックリスト】
- 診察券・保険証・紹介状は前日までに確認
- 数年ぶりなら「初再診受付」になる場合あり。早めの到着が安心
- 待ち時間対策:本、モバイルバッテリー
- A4書類が入るバッグ
- 眼科ならサングラス(瞳孔を開く検査対策)
- 会計後の案内(入院説明など)はその場で完了させてから帰る
- 質問は遠慮しない。「先生だったらどうしますか?」は聞いてよかった質問でした
- 院内の無料Wi-Fiや後払いシステム(Sma-paなど)の有無を確認すると、
待ち時間と会計がラクに
まとめ:待ち時間の「正体」を知れば、怖くない
- 初診+検査+手術説明のフルコースで実測4時間10分
- 待ちの中心は診察ではなく検査(心電図・レントゲン)
- 待ち時間は、大勢の患者さんを安全に回すための仕組みの結果
- 準備(持ち物・診察券・サングラス)で、体感はぐっとラクになる
「中の人」だった私でも、患者になると発見だらけの一日でした。
ならば、これから受診する方の不安が、少しでも軽くなりますように🙏
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