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更新のハガキを開いて、
保険料を見た瞬間に思いました。
「自動車保険って、こんなに高かったっけ?」
毎年なんとなく同じ内容で更新していませんか?
私もそうでした。
この記事では、専門用語をなるべく使わずに、
次のことをお伝えします。
- 見直しの手順(4ステップ)
- いつ見直すのが損をしないか
- 削っていい補償と、削ってはいけない補償の考え方
私の見直しでは、
年間の保険料が
38,940円から31,090円になりました。
その中身も正直に書きます。
自動車保険の見直しが必要な理由

毎年なんとなく更新していない?
自動車保険は、何もしなければ同じ内容で自動的に続く仕組みの会社が多いです。
楽な反面、
「今の内容が自分に合っているのか」を考える機会がありません。
保険料が上がる主な原因
- 修理費の値上がりなどで、保険会社の保険料が改定される
- 年齢や等級(事故がないほど安くなる仕組み)が変わる
- 家族の状況が変わったのに、条件が昔のまま
見直さないと起きる損
家族の事情が変わっても条件が昔のままだと、
必要以上に高い保険料を払い続けることがあります。
逆に、安さだけで補償を削ると、
事故のときに足りなくなります。
大切なのは「安くすること」ではなく、
必要な補償を残して、むだを減らすことです。
自動車保険の見直し方法は4ステップ
①保険証券を用意する
更新のハガキか、
保険会社のマイページから「保険証券」を探します。
手元に置くのは、保険証券と車検証です。
②今の補償を書き出す
次の5つをメモします。
- 運転する人の範囲(本人だけ・夫婦・家族)
- 年齢条件(何歳以上の人が運転するか)
- 対人・対物の金額
- 人身傷害の金額
- 車両保険の有無と、付いている特約
③同じ条件で見積もる
ここが一番大事です。
今の条件とそろえて見積もりを取ります。
条件が違うと、安く見えても中身が違います。
④保険料と中身を比べる
金額だけでなく、補償の内容と事故対応の方法を見ます。
私の見直し結果
| 見直し前 | 見直し後 | |
|---|---|---|
| 保険会社 | SOMPOダイレクト | SBI損保 |
| 年間の保険料(年払い) | 38,940円 | 31,090円 |
差は7,850円。
補償の内容は、特に変えていません。
等級も引き継げました。
車両保険は、もともと付けていません。
見積もりは、一括見積もりサービスのインズウェブで取りました。
4社の見積もりを、補償を同じ条件にそろえて比べました。
※この金額は私の場合です。車種・年齢・等級・住んでいる地域で、結果は人によって大きく変わります。
自動車保険の見直しタイミング
ベストは満期の1〜2か月前
更新の案内が届くのは、満期の約2か月前が一般的です。
- 見積もりを取り始める:満期の1〜2か月前
- 申し込みを済ませる:遅くとも満期の1〜2週間前
- 乗り換えで等級を引き継ぐ:新しい契約を、満期日の翌日から7日以内に始める(目安)
見積もりには、現在の保険証券が必要です。
案内が届いたら、すぐ動き出すのが一番ラクです。
日程は会社で違うので、手元の更新案内で確認してください。
契約途中の見直しは損?
契約の途中でも、乗り換えはできます。
ただし次の点に注意してください。
- 年払いの場合は、返戻金(戻ってくるお金)がある。月払いは、原則として返戻金が出ない
- 新しい保険の開始日と、古い保険の解約日にすき間をあけない
- 途中で切り替えると、等級が上がるタイミングがずれることがある
返戻金の計算は会社ごとに違うので、
解約前に必ず確認してください。
解約返戻金のしくみ
年払いの場合は、
年間保険料 ×(1 − 短期率)で計算する会社が多いです。
短期率は、
契約から経過した期間が長いほど高くなります。
使っていない日数ぶんが、そのまま日割りで戻るわけではありません。
短期率は会社ごとに違います。
家族が変わったときも好機
次のようなときは、
満期を待たずに条件を見直すチャンスです。
- 子どもが独立して、運転する人が減った
- 結婚・出産で、運転する人が増えた
- 車を買い替えた、運転する距離が減った
車検と保険は別もの
車検の時期に、
自動車保険を切り替える必要はありません。
車検のときに必ず必要なのは、自賠責保険のほうです。任意の自動車保険は、車検とは別に満期があります。
ただ、車検は出費が重なる時期なので、
「家計を点検するきっかけ」にはなります。
自動車保険の見直しポイント
運転する人の年齢条件
年齢条件は、会社によって区切りが違います。
たとえばSBI損保は
「年齢を問わず」「21歳以上」「26歳以上」の3つです。「30歳以上」「35歳以上」などの区分がある会社もあります。
運転する家族の中で一番若い人に合わせて決めます。たとえば26歳以上の条件で、25歳の家族が運転して事故を起こすと、補償の対象外になります。
子どもが免許を取った、逆に独立した、というときは、ここが保険料に効きます。
運転者の範囲を絞る
「本人だけ」「夫婦だけ」「家族限定」の順に、
範囲を絞るほど保険料は安くなります。
運転しなくなった家族がいるなら、
見直せる可能性があります。
人身傷害と搭乗者傷害
- 人身傷害:自分や同乗者のケガの治療費・休業損害などを、実際の損害に応じて補償する
- 搭乗者傷害:決まった金額が出る(定額)
迷ったら、人身傷害をしっかり残す考え方が一般的です。
いらない特約の見つけ方
今の特約を一つずつ、
「どんなときに使うか」を確認します。
説明を読んで思い浮かばないものは、
保険会社に問い合わせて確認しましょう。
他の保険と重なっているものもあります。
対人・対物は削らない

他人を傷つけたり、物を壊したりしたときの補償です。ここは金額が大きくなりやすいので、
安さのために削るのは避けたいところです。
車両保険は外してもいい?
車の価値は年々下がる
車は、新車から年が経つほど価値が下がります。
古い車だと、事故で支払われる保険金も低くなります。
家計で備える考え方
私は車両保険を付けていません。
「保険料をずっと払い続けるより、その分を貯めて備える」ほうが合っていると思っているからです。
ただし、これは私の家計の場合です。
向き不向きがあるので、次の「外さないほうがいい人」も見てください。
免責金額と限定カバー
- 免責金額:事故のときの自己負担額。高くするほど保険料は下がる
- 限定カバー(エコノミー型):補償される事故の範囲を絞ったもの
「外す」の前に、この2つで安くする選択肢もあります。
外さないほうがいい人
- 車をローンで買っていて、貯金に余裕がない
- 新しい車で、修理費が出せない
- 事故のあと、すぐ車を買い替えるお金がない
- 水害や大雪が心配な地域に住んでいる
大雨・大雪など災害の補償
車両保険を外すか迷うとき、いちばん気になるのが災害です。大雨で車が水につかった、大雪で車庫の屋根が落ちてきた。そんなとき、自分の車の修理費を出してくれるのは、基本的に車両保険だけです。
大雨・台風の水没は?
台風・大雨・洪水・高潮で車が水につかったり、流されたりした損害は、車両保険で補償されます。SBI損保では、一般型も、エコノミー型(車対車+限定A)も対象です。
ただし、自宅の車庫や月極駐車場での水害は、その補償を付けていない契約だと対象外になる会社があります。証券で確認してください。
積雪・雪崩のとき
大雪・雪崩による損害は、SBI損保の車両保険の案内で、補償の対象に挙げられています。除外として書かれているのは、地震・噴火・津波です。
雪の細かい条件(たとえば、車庫の屋根の雪が落ちてきたとき)は、会社と契約で違います。請求の前に、約款か保険会社で確認してください。
雪道でタイヤが動かなくなったときのロードサービスは、会社によって対象外のことがあります。滑り止め(スタッドレスやチェーン)の装着が条件の会社もあります。
地震・津波は対象外
地震・噴火・津波による損害は、車両保険に入っていても補償されません。一般型もエコノミー型も同じです。地震で道路が陥没して車が傷ついたときなども、含まれます。
会社によっては、全損のときに一時金が出る特約があります。気になる方は、特約があるかを契約先に聞いてみてください。
車両保険なしだと?
私のように車両保険を付けていないと、
水没や雪の被害で車が壊れても、
修理費は補償されません。
車両保険を外すときの、いちばん大きな引き換えがここです。
外すなら、次の2つを考えておきましょう。
- 駐車場の場所に水害のおそれがないか、自治体のハザードマップで見ておく
- 修理や買い替えの費用を、貯金で出せるか考えておく
水が車の床より高くなったら、すぐに止まって、エンジンを切ります。冠水した道には、入らないのが一番です。
保険を使うと等級は?
水害で車両保険を使うと、次の更新で1等級下がり、保険料が上がります。修理費が小さいときは、使わないほうが得なこともあります。使う前に、保険会社に、等級と保険料への影響を聞いてみましょう。
見直しで等級はどうなる?
会社を変えても等級は続く
等級は、保険会社を変えても引き継げます。
私もSOMPOダイレクトからSBI損保に変えましたが、等級はそのまま引き継がれました。
ただし、
解約の理由や、解約日の翌日から7日以内に次の契約が始まらない場合などは、引き継がれないことがあります。乗り換えるときは、新しい契約の開始日を、
今の契約の満期日に合わせるのが安全です。
事故ありの場合の扱い
事故で保険を使うと、等級が下がります。
その下がった等級も引き継がれます。
事故を起こした人が「乗り換えれば元に戻る」わけではありません。
等級を守る中断証明書
車を手放す・しばらく運転しない期間があるときは、
中断証明書を取っておくと、等級を保管できます。
- 有効期間は、中断日の翌日から10年間(10年を過ぎると6等級からやり直し)
- 再開するときの等級が7等級以上であることが条件
- 発行の申し込みには期限がある(おとなの自動車保険では、解約日・満期日から13か月以内)
手放した日に自動で届くものではありません。
自分から保険会社に依頼する必要があります。
細かい条件は会社ごとに違うので、解約するときに必ず聞いてください。
2台持ちの保険の注意点
我が家は2台持ちです。
セカンドカー割引とは
2台目を新しく契約するとき、条件を満たすと、
等級を有利なところからスタートできる制度です。
「複数所有新規」と呼ぶ会社もあります。
SBI損保の場合、主な条件は次のとおりです。
- 2台目の契約が始まる日に、1台目が11等級以上
- 2台目は、新しく自動車保険に入る車(過去13か月以内に自動車保険の契約がない車)
- 2台目の運転者・所有者は、1台目と同じ本人、配偶者、同居の親族のいずれか
- 契約者は個人(法人は対象外)
条件を満たすと、通常は6等級から始まるところが、
7等級から始められます。
1台目が他社の契約でも対象になります。
条件は会社ごとに違います。
すでに他社で入っている車を乗り換えるだけでは、
対象になりません。
2台目の等級の考え方
2台は別々の契約なので、等級もそれぞれ別です。
1台だけ見直すと、もう1台とのバランスが崩れることがあります。
2台まとめて見直す
満期の時期がずれていると、
見直しが後回しになりがちです。
まとめて見積もるのが手間も少なく、
割引の条件も確認しやすいです。
自動車保険を比較するコツ
おすすめの選び方の基準
「どの保険会社がおすすめ?」と聞かれても、
答えは人によって違います。
この記事では特定の会社をおすすめしません。
代わりに、選ぶ基準をお伝えします。
- 今の補償と同じ条件で比べる
- 保険料だけでなく、事故対応のしかたも見る
- 自分が困らない連絡方法(電話・アプリ)か
代理店型とネット型の違い
| 代理店型 | ネット型(ダイレクト型) | |
|---|---|---|
| 申込 | 担当者と相談 | 自分でネットから |
| 保険料 | 比較的高め | 比較的安め |
| 向いている人 | 相談しながら決めたい | 自分で比べられる |
ネット型が向く人・向かない人
向いている人:補償の内容をある程度理解していて、ネットの手続きに抵抗がない人
向いていない人:担当者に任せて安心したい人、手続きに不安がある人
事故対応で見るポイント
- 24時間受け付けてくれるか
- 事故のとき、誰がどこまで動いてくれるか
- 示談交渉をしてくれるか
口コミは参考程度に、公式の説明も読んでください。
キャンペーンの使い方
見積もりや契約で、
ポイントなどがもらえるキャンペーンがあります。
ただし期間限定で、条件があります。
キャンペーンの特典で選ぶのではなく、補償と保険料で選んだあとに「使えたらラッキー」くらいが安心です。
一括見積もりで手間を省く
1社ずつ入力するのは大変です。
一括見積もりサービスを使うと、1回の入力で複数社の保険料を比べられます。
保険料は車種・年齢・等級・地域などで人によって変わります。下のリンクの見積もりでも、結果は人それぞれです。
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使う前に、知っておいてほしいことがあります。
インズウェブの公式の説明では、次のとおりです。
- 利用は無料で、最大20社の見積もりを比べられる。契約の義務は生じない
- 見積もりを依頼すると、入力した情報が保険会社(または代理店)に伝えられる
- 見積もりは数日中に、メールか郵送で届く。保険会社によっては、確認の電話が入る場合がある
- 依頼したあとのキャンセルはできない。保険会社に直接伝える
- インズウェブは保険会社ではないので、契約は保険会社に直接する
電話が気になる方は、この点を知ったうえで使ってください。
私もこのインズウェブで見積もりを取り、
SOMPOダイレクトからSBI損保に乗り換えました。
SBI損保のリンクは貼っていません。
対面で相談したい人へ
ネットの手続きが不安な方は、店舗や代理店で相談する方法もあります。
店舗で相談する良い点
- 質問しながら決められる
- 事故のときも、担当者に連絡できる安心感
店舗で相談する困る点
- ネット型より保険料が高くなりやすい
- 営業時間内に行く必要がある
相談に持っていくもの
- 保険証券(または更新のハガキ)
- 車検証
- 運転免許証(運転する家族の分)
毎年の見直しで身につく力
人任せにしない保険選び
毎年見直していると、自分の契約の中身が分かってきます。何が必要で、何が不要か。判断できるようになるのが一番の収穫です。
毎年5分のチェック表
更新のハガキが届いたら、次を確認します。
- ☐ 運転する人は変わっていないか
- ☐ 年齢条件は合っているか
- ☐ 車の使い方は変わっていないか
- ☐ 特約の中に、いらないものはないか
- ☐ 他社の見積もりは取ってみたか
よくある質問
見直すと等級は下がる?
見直しただけでは下がりません。等級は引き継げます。事故で保険を使った場合は、別です。
何社に見積もるべき?
私は4社の見積もりを比べました。まず一括見積もりで全体の相場を見るのが手軽だと思います。
途中で乗り換えても大丈夫?
できます。解約返戻金と、新旧の保険の開始日・終了日に注意してください。
ほかの質問は、よくある質問18選の記事にまとめています。
参考にした公式情報(2026年10月確認)
- SBI損保「運転者の範囲」「2台目以降の自動車保険のご契約」「自動車保険と自然災害」
- SOMPOダイレクト(おとなの自動車保険)「解約返れい金」「中断証明書」「水没」の解説ページ
- インズウェブ「自動車保険」ページとよくある質問
- 損保ジャパン「契約の更新」
まとめ|最初の一歩は見積もり
- 見直しは「安くする」ではなく「必要な補償を残して、むだを減らす」
- 見直しの時期は、満期の1〜2か月前
- 車両保険は、貯金で備えられるなら外す選択肢もある(人による)
- 迷ったら、保険証券を手元に置いて、見積もりを一度取ってみる
見積もりを取るだけなら、無料でできます。更新の案内が届いたら、まず保険証券を用意するところから始めてみてください。
ならば……毎年の更新が、ちょっと楽しみになりますように。


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